闇金〔ヤミ金〕ニュース

■このページでは随時闇金〔ヤミ金〕に関する記事を掲載致します。

3月8日〔産経新聞〕「損害は返済額全額」旧五菱会ヤミ金賠償命令/東京地裁
3月7日〔時事通信〕梶山受刑者2億9000万円賠償命令=元本分も損害と認定/東京地裁
3月7日〔時事通信〕高利ヤミ金業者を逮捕、利益1億超か/警視庁
3月7日〔毎日新聞〕貸金業法違反:容疑でヤミ金融構成員2人逮捕県警/宮城
3月6日〔毎日新聞〕110番・119番:ヤミ金業者を容疑で逮捕/大阪
3月6日〔毎日新聞〕ヤミ金融事件/昨年は倍増の484件,被害総額304億円


「損害は返済額全額」旧五菱会ヤミ金賠償命令/東京地裁

■3月8日〔産経新聞〕

 指定暴力団山口組旧五菱会系のヤミ金事件で、被害者176人がヤミ金グループの最高責任者だった梶山進受刑者(58)=実刑確定=に、計約5億3000万円の支払いを求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であり、鹿子木康裁判長は約2億9000万円の支払いを命じた。

 原告の財産的損害は元金を含めた返済額全額か、元金を除いた利息分だけかが争点。鹿子木裁判長は「元金を損害額から控除すべきでない」として、損害は返済額全額と判断した。

 鹿子木裁判長は「貸し付けは原告に金を支払わせるための道具にすぎない」と貸し付け自体を違法と認定。その上で元金について「貸し付けられた時点で原告の財産」と判断。

 さらに原告の多くが、借入金を梶山受刑者が支配する別のヤミ金への返済に充てていたことから「元金を損害額から控除することは著しく公平に反する」とした。

 判決によると、原告は梶山受刑者の組織に属する業者から借り入れ、出資法の制限(29・2%)を大幅に上回る年率1000%以上の利息を含めた返済を続けた。

 ヤミ金融被害者の損害額に元金を含めるかについては、他の地高裁で判断が分かれている。損害額を利息分のみとした高松高裁判決について、最高裁は結論変更に必要な弁論の期日を4月22日に指定している。


梶山受刑者2億9000万円賠償命令=元本分も損害と認定/東京地裁

■3月7日〔時事通信〕

 指定暴力団山口組旧五菱会系グループのヤミ金融事件で、法定限度を超えた利息を取られた被害者176人が、元グループ最高責任者梶山進受刑者(58)=実刑確定=に総額約5億2800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。
鹿子木康裁判長は「取引そのものが公序良俗に反し違法」として、被害を証明できた157人分、計約2億9100万円の支払いを命じた。

 訴訟では、ヤミ金融グループが被害者に貸し付けた元本分を損害額に含めるかどうかが争点となった。

 鹿子木裁判長は「貸付金は、被害者から元利金名目で違法に金を出させるための道具」と述べ、損害額に含まれるとした。その上で、損害の約3割を慰謝料として上乗せした。 


高利ヤミ金業者を逮捕、利益1億超か/警視

■3月7日〔時事通信〕

 無登録で営業し、違法な高金利を取ったとして、警視庁生活経済課は7日、出資法違反容疑などで、東京都渋谷区の貸金業「三國屋」経営木村信也容疑者(35)=群馬県中之条町上沢渡=ら2人を逮捕した。

 多重債務者らを狙って1都4県にダイレクトメールを送って勧誘。10日間で3〜4割の高金利を取った。
2000年5月から今年2月の間に約3700人の客に貸し付け、約1億3500万円の利益を上げたとみられる。
 同容疑者は昨年12月、都内から出身の群馬県に引っ越し、事務所内にカメラを設置し、インターネットの動画で従業員を監視していた。


貸金業法違反:容疑でヤミ金融構成員2人逮捕県警/宮城

■3月7日〔毎日新聞〕

 石巻署と県警捜査1課、生活環境課は4日、ともに東京都江戸川区西小岩5、ヤミ金融構成員、保正典(たもつまさのり)(28)と井上純一(21)の両容疑者を貸金業法違反(取り立て行為の規制)容疑で逮捕した。

 調べでは、2人は今年1月上旬と2月中旬、千葉県の男性債務者が借金を返済できなくなったため、男性の知人(55)から取り立てようと、電話で「これ以上トラブルを起こしたいんか。
利息2万円を支払え」などと脅し、債務者以外に返済を要求した疑い。

 同様の被害を受けた石巻市の女性から昨年11月に刑事告訴を受け恐喝容疑で捜査する中で、今回の事件が浮かんだ。貸金業登録をしないまま、居場所が分からないよう車で移動しながら、電話で勧誘・取り立てを繰り返していたとみて追及する。


110番・119番:ヤミ金業者を容疑で逮捕/大阪

■3月6日〔毎日新聞〕

 西成署は5日、大阪市西成区玉出西1、貸金業、山本浩容疑者(66)を貸金業規制法違反(無登録)容疑で逮捕した。「10年前から経営していた」と供述しているという。

 調べでは、山本容疑者は府知事の登録を受けずに、06年6月〜07年9月ごろ、同区の46〜58歳のパート事務員や無職の女性3人に、月10%の利息で、計77万円を貸し付けていた疑い。
自宅から借用書68枚が見つかったという。同署は出資法違反(高金利)容疑でも追及する。


ヤミ金融事件/昨年は倍増の484件,被害総額304億円

■3月6日〔毎日新聞〕

 昨年に警察が容疑者を逮捕や書類送検したヤミ金融事件は484事件(前年比49.8%増)、人数は955人(同40.1%増)といずれも増加し、被害総額は約304億円に上ることが警察庁のまとめで分かった。

 昨年1月に貸金業規制法と出資法の改正による罰則強化に伴い、警察は取り締まりを強化した。法改正で「10年以下の懲役もしくは3000万円以下の罰金」に罰則が強化された無登録営業の適用事件は171件、出資法に新設された年利109.5%を超える著しい高金利の事件は233件だった。

 また、暴力団組員または準構成員が容疑者だった事件が142事件で全体の約3割に上り、暴力団がヤミ金融を資金源にするために深くかかわっていることをうかがわせている。